お客様とアポイントメントを取っていないことなどから、飛び込み営業を苦手と感じている営業マンは少なくないでしょう。また、飛び込み営業に対しては、お客様も好意的に思っている人ばかりではありません。しかし、仕事をしている以上はたとえ飛び込み営業であっても、業績を上げる必要があります。飛び込み営業のコツを知っておき、現場で実践することをおすすめします。今回は、飛び込み営業の特徴ややりがい、売れるためのコツなどについて解説していきます。

飛び込み営業とはどんな仕事?

飛び込み営業とは、新規の顧客を獲得するために、アポイントメントを取らずに訪問する営業活動のことを指しています。ただ、アポなしの訪問はお客様の都合をまったく無視しているとも言いかえることができます。そのため、断られるリスクが高いです。また、飛び込み営業では営業マンがお客様を選べないため、たくさんの家庭を訪問し、その中から自分と相性の良いお客様を見つけることが基本です。

飛び込み営業のやりがいって何?

飛び込み営業のやりがいは、まずは自分自身の成長を感じることができる点が挙げられます。たくさんの人と関わることによって、営業マンとしてのスキルアップも望めるでしょう。次に、契約が取れたときの達成感があることも、飛び込み営業の大きな魅力のひとつです。もともとお客様に話すら聞いてもらえないことも多いのが飛び込み営業の特徴であるため、契約に至ったときの喜びは想像以上のものがあるといえるでしょう。また、飛び込み営業では、お客様と理解し合えたときの達成感があることもやりがいのひとつといえます。飛び込み営業の営業マンは、お客様にとっては想定外の訪問者です。初対面の相手と少しでも分かり合えると、営業マンとしての自信につながります。そして、さまざまな業界・役職の人と関われるのも飛び込み営業の良さのひとつです。アポイントなしの訪問であるがゆえに、より多くの人と関わるチャンスがあるといえるでしょう。

売れる飛び込み営業になるためのポイントは?

売れる飛び込み営業になるためには、限られた時間を有効に使うことがポイントです。ダラダラと行動をしたり、無闇な売り込みをしたりするのではなく、とにかく訪問する数を上げていくことが大切といえます。次に、飛び込みの営業マンとして、全力でアプローチをしていきましょう。飛び込み営業では、特に第一印象が重要です。身だしなみに気をつかうことはもちろん、挨拶や言葉遣いなど、社会人の基本となるマナーはしっかりと守りましょう。そして、当然のことながら、態度にも気をつけて営業活動を行うように心がけましょう。売り上げを伸ばしたいからといって、焦って強引なセールスをしてしまうことだけは避けるべきです。さらに、「相手を褒める」というのも効果的です。初対面の相手であっても、「どこを褒めたら喜ぶか」ということを一瞬にして見抜きましょう。褒める対象については、庭の花や趣味などどのようなことでも構いません。相手が喜びそうなことを1つだけ選んで褒めてみましょう。また、第三者を味方につけると話を聞いてもらえる可能性が高くなります。たとえば、夫婦の場合はどちらか一方にだけ話をするのではなく、「お二人で一緒に話を聞いてください」というスタンスを示していきましょう。

やりがいを感じられる飛び込み営業をしよう

飛び込み営業に関しては、お客様になかなか話を聞いてもらえなかったり、業績につながらなかったりすると、営業マン自身がくじけてしまう可能性があります。飛び込み営業をつらいと感じてしまうと、営業活動を続けていくことが難しくなってくるかもしれません。そこで、飛び込み営業でもやりがいを感じられるような工夫をし、プラスの環境を自らつくりあげていくことが大切です。飛び込み営業のコツを知っておき、どんどん実践していきましょう。