クライアントとの約束や会議など、営業マンにとって時間を正確に把握しておくのは大切なことです。スマホを見れば、いつでもどこでも時間を確認できるようになったとはいえ、場所やシチュエーションによっては気軽にスマホを取り出せないこともあります。そのため、営業マンにとって腕時計はやはり必須アイテムのひとつでしょう。しかし、腕時計ならばどんなものでもいいというわけではありません。営業マンとしての身だしなみにふさわしい時計を選ぶことが大切です。そこで、ここでは営業マンに向いた時計の選び方について詳しく紹介します。

【ポイント1】業種に合った腕時計にする

営業マンが腕時計を選ぶとき、ポイントのひとつとなるのが業種に合っているかどうかという点です。常に人と接する職業柄、身だしなみを整えておくのは当然のことですが、服装や腕時計など身につけているもので相手にどんな印象を与えるかは考えておかなければなりません。たとえば、デパートの外商や高級車を扱う営業職、高級マンションを扱っている不動産業者などは、比較的裕福なお客様と会う機会が多い業種です。お客様が裕福な方ならば、あまりに安物だと見てわかるような腕時計をしていると、大丈夫なのかと不安感を与えてしまうことがあります。
一方、商店街の店主や町工場の社長、個人事業主などを相手にしながら地元密着で営業にまわっている業種の場合、高価すぎる腕時計ではむしろ嫌味で印象が悪くなってしまいます。また、アパレル関係のように、ファッションにかかわる業種ならば、センスの良さをアピールできる腕時計を選ぶと営業に役立つこともあるでしょう。それぞれの業種でどんな腕時計がふさわしいかは違ってくるため、しっかり見極めて選ぶことが大切です。

【ポイント2】年齢に合ったものにする

営業マンにとってふさわしい腕時計を選ぶためには、年齢にふさわしいものかどうかも大切なポイントです。若いひよっこの営業マンが高級すぎるブランドの腕時計をしていたら、年配のクライアントの目には生意気に映ることもあります。一方で、40代・50代の人があまりに安いノーブランドの腕時計やビジネスの場にふさわしくないスポーティなタイプの腕時計をしているのも場にそぐわないでしょう。腕時計も年相応のものでないと、見る人には違和感があります。年齢に合った腕時計をしていれば、トータルとしてマッチするはずです。

【ポイント3】ブランドにこだわる

王道のブランドであれば、よほどのことがない限りはずれる可能性は低いといえます。ただ、高価なブランドならいいというわけではありません。腕時計のブランドにもそれぞれ個性があり、営業マンとして身につけるならビジネスシーンに溶け込むテイストやスーツに合わせやすい特徴を備えたブランドを選ぶべきです。シンプルでスタンダードなデザインを展開しているブランドなら、スーツにもよく合い、ビジネスの場で身につけていても違和感を与えません。シンプルさのなかにも、こだわりのデティールがあるものを選べば個性が演出できます。
ビジネスシーンにマッチする程度に、上品さやほどよい高級感が漂っているデザインも好印象です。もちろん、文字盤が見やすい、操作がしやすいなど、実用性に優れているかどうかも、ビジネスで使う腕時計としては大切なポイントでしょう。また、価格帯にバリエーションがあるブランドならば、年代に合った予算でしっくりくるものを選ぶことができるはずです。

営業に効果的な腕時計を意識してみよう

クライアントをはじめ、社外の人と常に接する営業マンは会社の顔です。そのため、営業マン次第で会社のイメージが決まることもあり、会社を代表する1人としてふさわしい格好をしておくことは大切なことです。スーツの袖からちらっと覗く腕時計も、意外と人から見られています。自分の仕事内容にふさわしいものかどうか、年齢とは釣り合っているかなど、スーツやネクタイを選ぶように腕時計も営業マンとしてふさわしいものを選んでほしいものです。ポイントを押さえながら、各自のビジネスシーンに合う腕時計を選んでみてはいかがでしょうか。