営業で外回りをする際に使用するビジネスバッグ。営業向きのバッグとそうでないもの、男性用と女性用、そして業種によっても求められるポイントが異なります。たとえば、おしゃれで小ぶりなバッグは、通勤用やおでかけ用としては問題ありませんが、営業に必要なものが入りきらないので適しているとはいえません。そこで、レディースバッグを選ぶ際に必要となる、さまざまなビジネスシーンでのマナーにのっとったレディースバッグの選び方を、具体的な例を挙げて紹介していきます。

【ポイント1】サイズにこだわる

ビジネスバッグには、資料や書類などを入れることが多いので、会社で頻繁に扱うA4サイズの書類などが余裕をもって入るサイズのバッグを選ぶことが大切です。ただし、ある程度の大きさは必要ですが、あまりに幅のあるバッグだと電車や徒歩での移動の際に邪魔になってしまうので、適度な幅のものを選ぶことをおすすめします。
また、購入するバッグのサイズを決める際は、ノートパソコンやタブレット端末などの情報機器や化粧ポーチ、携帯電話などが入るスペースも確保する必要があります。余裕のないサイズのバッグに無理に詰め込むとバッグのシルエットが崩れてだらしなく見えてしまうからです。このような課題は、マチが広めのバッグを選ぶことで解決できます。

【ポイント2】機能性にこだわる

ビジネスで使用するバッグを選ぶ際には、どのような機能性があるかも重要なポイントです。たとえば、持ち手が短く手提げでしか使用できないビジネスバッグでは、片方の手や腕に負担がかかるうえ、バッグを持つ手は自由に使えなくなります。しかし、2WAYタイプなら両手がフリーになりますし、肩への負担が気になるときは、肩にかけた状態で持ち手を持つと負担の軽減も可能です。そのほかにあったほうがいい機能が、防水性や撥水性になります。外回りの際、大事な書類が濡れるのを防ぐことができ、汚れたままのバッグで訪問先を訪れることを防げます。
また、ノートパソコンやタブレット端末を持ち歩く場合は、収納できる緩衝材付きのスペースがあるかどうかもチェックしたほうがよいといえます。さらに、スマートフォンやハンカチ、ティッシュなどの小物を収納できるポケットも多めのほうがバッグ内を整理しやすくなります。

【ポイント3】色やデザインにこだわる

レディースバッグには、さまざまな色やデザインのものが増えてきました。しかし、派手な色のバッグを選んでしまうと、さまざまなシーンで使用する可能性がある営業職の場合、時として失礼になることがあります。業種にもよりますが、一般的には黒のレザーが営業向けレディースバッグの定番となっています。ただし、レザーバッグは重いものが多いので、必要なものを入れるとさらに重さが増します。そのような場合は、軽量レザーや強化されたナイロン素材とレザーのコンビバッグなら軽量化が可能です。
また、アパレルやコスメなどの流行に敏感な業界では、トレンドを取り入れることも大切になります。そのような場合、黒や茶などのダークカラーをベースに、トレンドをさりげなく取り入れているものを選ぶと失敗のないレディースバッグ選びができます。

営業に最適なレディースバッグを選ぼう

営業向けのレディースバッグ選びには、「ポイント1」で紹介したように、営業活動に必要なA4サイズの資料や書類、電子機器、身だしなみに必要な小物などが余裕をもって入るサイズのものを選ぶことが大切です。また、さまざまなものを詰め込んで持ち歩くため、「ポイント2」のように快適な使用感や防水性、バッグ内の仕切りなどの機能性も無視できません。
そして、「ポイント3」で述べたとおり、色やデザインもビジネスシーンで違和感のないものにする必要があります。また、選ぶ基準は業種によっても違うので、自身の環境に合うものを選ぶことも大切です。以上のことから、営業に最適なレディースバッグを選ぶためには、この3つのポイントをクリアしたものを選ぶことをおすすめします。