著しい経済発展を遂げ、あっという間に日本を追い抜きGDP世界2位になった、世界一の人口を誇る中国。世界でも有数のマーケットとしてビジネスを考えるうえで、もっとも重要な国の一つだといえます。そのため、中国企業との取引や中国進出などを検討する企業は依然として多い傾向です。そのような背景から、中国語でコミュニケーションのとれる営業職が足りず、多くの人材が求められています。そこで、どのような業界の営業職に中国語のスキルが求められるのか、仕事内容はどのようなものなのかなどの特徴を詳しく紹介していきます。

どんな業界の仕事がある?

世界一の人口を誇り、さらに経済発展による購買意欲も旺盛な人々が多い中国。その市場への進出や中国企業とのビジネスは、日本企業だけでなく世界中の企業にとって重要なマーケットとなっています。そのような背景から、中国企業担当として中国語のスキルのある営業職の需要は、さまざまな業種で増加傾向にあります。そのなかの主な業界が部品メーカーや食品メーカー、不動産などです。
ジェトロ(日本貿易振興機構)の統計でも、半導体や集積回路、自動車部品などの好調さが報告されています。また、食品関連では輸出総額は増加傾向にありますが、輸入超過に変わりはないため、販売だけでなくバイヤーとしての役割が求められるケースも多くなります。そして、不動産については中国国内では個人で不動産を所有できないため、富裕層を中心に日本やその他の国への不動産への投資が増えています。そのような需要に対応するために、不動産関連企業にも中国語の堪能な営業職が求められているのです。

具体的な仕事内容は?

中国語を使う営業職の仕事内容は、一般的な営業職と大きな違いはありません。たとえば、すでに継続している取引先があるルートセールスを中心に行う場合は、受注後の管理やサポート、メールや電話での新商品やサービスの案内などが主な業務になります。一方、新規開拓が主な業務の場合、まず面識のない企業や団体へのアプローチが必要になりますが、それにはさまざまな手段がとられます。その一つが、展示会やジェトロ(日本貿易振興機構)などのビジネスマッチングサイトを利用し、反響があった相手先にサンプルや資料を送る方法です。また、代理店をとおして取引する方法や飛び込み営業をする場合もあります。
これらの方法は国内での営業でも同様の方法がとられますが、中国語を使用した営業の場合、異なる点も存在します。もっとも大きな違いが、打ち合わせや展示会などのために短期もしくは長期の出張により、中国と日本を往復することが多くなる点や現地に赴任して働くことがある点などです。

中国語を使う営業職で求められるスキルは?

中国語は、中国語圏の企業と取引をする営業職にとってもっとも重要なスキルです。加えて、中国のビジネスマンの多くが英語を使えるため、英語も話せたほうが良い場合もあります。また、語学以外で求められるスキルとして、中国語圏の文化と仕事の進め方を知っておくことが大切です。特に日本国内での営業方法と大きく異なるのが、ビジネスのスピード感と許認可申請や交渉などへのフレキシブルな対応が必要となる点だといえます。
そのほかに、販売力やコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力などの一般的な営業職へ求められる能力も必要になります。しかし、これらは経験により身につけられることが多いため、重要視されない場合もあります。そのため、中国語をビジネス会話レベルで話せるスキルがあれば、営業職未経験者でも応募可能な求人も存在するのです。

中国語が得意ならチャレンジしてみよう

このように、中国語圏企業とのビジネスの重要性により、参入を検討する企業は多く存在します。しかし、それに対応できる中国語のスキルがある営業の人材は不足している状況です。そのため、通常、営業職を募集する際は実務経験が求められるケースが多くなりますが、中国語のスキルが必須である求人では、営業未経験や業界未経験でも可能なものがあります。それは、営業アシスタントとして経験を積みながら営業スキルを身につけていくことが期待できるからです。
このように、中国語のスキルには他のスキルにない優位性があるので、それを活かすためにもチャレンジしてみることをおすすめします。